システム金融は金融のコンピュータシステムのことでは無いので注意が必要です。
システム金融の手口にハマってしまうと借金から抜け出せなくなってします。ビジネスとしても金融としても、大きな借金問題に発展する前にシステム金融の手口を知っておきましょう。
そして融資を受けるなら、絶対に正式な金融会社でローン等の手続きを受けるようにしましょう。
システム金融とは、銀行などの金融機関からの貸し渋りに苦しんで、融資を受けたいが受けることができない、借金するあても無い、主に中小企業経営者を狙った悪質な金融業者や、若しくはその手口のことを言います。
システム金融とは知らずに、融資をしてくれると言う話で契約し安堵すると、知らず知らずの内にますます借金が膨ら、気づいたときには、もうどうにもならないくらい大変なことになっていたりします。
システム金融は、主に小切手や手形を担保として高金利の貸し付けを行なう所に特徴があります。また大抵は1社ではなく、システム金融の名前どおり、複数の悪質な金融会社が連携しています。
システム金融の手口としては、まずファクシミリかダイレクトメー等で、「電話一本で即融資」などと融資勧誘したのちに、融資の申し込みがあると手形や、小切手を切らせて、即、中小企業の銀行口座へ入金します。
中小企業経営者は手形、小切手の不渡り処分を恐れて融資額と共に利息を返済しようとしますが、高利息のため簡単には返済できません。
そこに、タイミングを合わせて融資した悪質業者と裏で繋がっている別の悪質業者から同様の手口で融資勧誘をします。これにより、システム金融から一度でも融資を受けた中小企業は、雪ダルマ式に借金が膨らんで、数ヶ月で中小企業経営者は破綻を迎えてしまいます。
小切手や手形を振り出させる金融業者からの融資を受けないようにしましょう。融資を受けてしまった場合は、傷口が広がってしまわないうちに弁護士へ相談しましょう。
2022/12/12 更新